平成30年度 大規模津波防災総合訓練

普及・啓発
東日本大震災を教訓に津波対策を総合的に推進するため平成23年6月に「津波対策の推進に関する法律」が制定され、あわせて11月5日が「津波防災の日」と定められました。
中央防災会議の総合防災訓練大綱においても、国民の間に広く津波対策についての理解と関心を深めるため、「津波防災の日」を中心に地震・津波防災訓練を実施するとともに、平成27年12月に開催された国連総会において11月5日を「世界津波の日」として制定する決議が全会一致で採択されたことも踏まえ、地方公共団体、民間企業等に広く呼びかけを行い、地震・津波防災訓練の実施を促すこととされています。
一方で、三重県をはじめ、愛知県、静岡県や西日本太平洋側では南海トラフを震源とする大規模地震の発生が危惧されており、その規模は東日本大震災に匹敵すると考えられています。そうした背景のもと、国土交通省、三重県、四日市市、鳥羽市、四日市港管理組合の主催により、メイン会場を四日市港霞ふ頭に、サテライト会場を鳥羽市において、防災関係機関や地域住民の参加による、南海トラフ巨大地震を想定した大規模津波防災総合訓練を実施いたしました。

■訓練概要
南海トラフ巨大地震の発生により四日市市、鳥羽市など三重県内の幅広い地域で震度7~6強を観測。地震に伴い大津波警報が発表され、臨海部の住民や企業等に避難命令が発令。市内において津波による浸水被害をはじめ甚大な被害が発生したとの想定。時間軸としては、発災から概ね72時間までを想定した訓練とする。
「世界津波の日」の制定を踏まえ、外国人の皆様の津波避難訓練への参加、「世界津波の日」関する広報展示などを行う。

■訓練項目
○航空機を運用した情報収集・救助訓練
○船艇等による救助・航路啓開・輸送訓練
○陸上での被災者救助・救護・情報収集・道路啓開訓練
〇地域住民等による津波避難訓練

■開催日時
平成30年11月3日(土)9時~12時
■開催場所
メイン会場:三重県四日市市霞二丁目(四日市港霞ふ頭)
サテライト会場:三重県鳥羽市桃取町(答志島)

主催:国土交通省、三重県、四日市市、鳥羽市、四日市港管理組合
共催:南海トラフ地震対策中部圏戦略会議
参加機関:110機関
日本防災産業会議からの参加企業:NTTコミュニケーションズ、富士通、イオン、三菱ケミカル、文化シャッター
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